古代より人々は、自分より強いもの、力のあるものには、神もしくは鬼として敬い恐れられてきました。神と鬼の違いは、人に福を与えるものは神、災いをもたらすのは鬼と位置づけられてきたようです。
老津神社の手水鉢を支える鬼達は、その昔、里で悪さを行い、神に怒られたあと、人々のために役に立とうと改心するべく、重い手水鉢を支え、清らかな水で心身を洗い、重い罪をつぐなう姿を表したものであります。
当神社の鬼達も長年重い石鉢を支え、日々修行をしているのでしょう。労をねぎらう気持ちで、ひしゃくで水をかけてあげる事によって、皆さんの願いごとが叶うかもしれません。
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